チャンピックスで注意したい肝臓疾患やうつ状態
- 2018.10.10
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チャンピックスの副作用として気をつけたい肝臓障害
チャンピックスは禁煙治療薬です。
チャンピックスをはじめとした薬剤は、腸から吸収され、血管を通って患部に成分が届きます。
このとき、薬の一部は肝臓を通り、代謝を受けるのです。
薬は何度も代謝を受けると、その効果を失い、汗や尿と共に体外に排出されます。
飲み薬を飲むと、この臓器は薬の性質を変化させるために、より多く働くようになるのです。
その際、体に大きな負荷がかかり、副作用が生じる場合があります。
肝臓に負荷がかかっていると、だるさ・食欲不振・吐き気・発熱・発疹・かゆみなどの症状が現れるのです。
また、尿の色が茶褐色になっていたり、黄疸が見られたりする場合は、この臓器に何らかの異常が発生しています。
特に、白目の部分が黄色くなっている場合は注意が必要です。
肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれるように、異常が生じていても症状が現れにくい臓器です。
チャンピックスの副作用として何らかの症状が出た際は、すぐに医師に相談する必要があります。
チャンピックスの副作用として気をつけたい精神障害
タバコに含まれるニコチンには、ドーパミンの放出を促す働きがあります。
体内からニコチンが切れると、ドーパミンの量が減少するため、もっとタバコが吸いたくなるのです。
チャンピックスは、そのタバコへの欲求を軽減させます。
チャンピックスを服用すると、ニコチンの代わりに受容体に結びつき、ニコチンの結びつく場所がなくなるのです。
その作用により、タバコによる満足感が少なくなり、タバコを欲さなくなります。
しかし、チャンピックスを服用すると、喫煙していた頃よりドーパミンの分泌量は一時的に低下するのです。
気分が落ち込む、イライラする、悪夢を見るといった精神的症状が現れます。
人によっては意欲も低下し、うつ状態に陥ることもあるでしょう。
これらの症状は、ニコチンによる強制的なドーパミンの放出がなくなり、ドーパミンが減少することにより起きます。
精神的な副作用が辛い場合は、カウンセリングなどを行い、精神を落ち着かせることが重要です。
もともとドーパミンの放出量が減っている状態でチャンピックスを服用すると、副作用が出やすくなっています。
自身の精神的な状態も把握しつつ、上手く禁煙を行いましょう。
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